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初めてバレエを習うときにまず直面するバレエシューズの選び方について、種類とその選び方や、サイズとその選び方、更にお手入れ方法についてまでを優しく解説します。

1.バレエシューズはフィット感が重要! サイズ選びのポイント

1-1. バレエシューズのサイズの測り方

バレエシューズは普段履いているスニーカーなどとはサイズ感が異なります。きちんとサイズを測りましょう。足のサイズの測り方は、垂直な壁にかかとをつけて立ち一番長い足指までの長さを測るやり方や、実際に鉛筆等で足の形なぞって測るやり方等いろいろありますが、要はかかとから足指の一番長い所の長さを測ることが重要です。左右差がある場合は大きい方のサイズにします。またワイズ(足囲)も測ります。ワイズも親指関節側の一番張り出した部分から小指関節側の一番張り出した部分までを測ります。もし自分で測るのが難しそうであれば、実際にシューズを購入するお店できちんと測ってもらうと良いと思います。

1-2. サイズ選びの際の注意点

バレエシューズは出来るだけ足にフィットしたもので、かつ5本の足指が若干動かせるくらいの余裕があるものを選びます。計測したサイズより0.5㎝~1. 0㎝大きいサイズを試してみましょう。大きすぎたり、小さすぎて足指が曲がってしまったりすることが無いようにしましょう。サイズが小さいと足指が折れ曲がって指がバレエシューズの表面にぼこぼこと浮き出てきます。逆に大きい場合はたるみやゆるみが出てきてしまいます。両者とも怪我の原因や足指の変形に繋がってしまいます。自分に合ったサイズのシューズを履くことが上達の近道となります。

2.バレエシューズはソールの種類で変わる履き心地と特性

2-1. バレエシューズのソールの種類と特徴

バレエシューズにはソールの形状によって「フルソール」と「スプリットソール」の2種類があります。「フルソール」は靴底の革が一枚でつながっているタイプで、立つときの安定感があり、初心者にお勧めです。「スプリットソール」は土踏まずの部分に革が無く、前側と後ろ側の革2枚にわかれており、つま先を伸ばしやすい性質上、足を美しく見せることができます。更に足裏によくフィットして床を感じやすくなっています。

2-2. 自分に合ったソールの選び方

まず初心者の方であれば「フルソール」を、トゥシューズを履かれる方は練習用として「スプリットソール」を選択してみると良いと思います。とはいえ感覚は人それぞれです。お店の方ともよく相談することが大事だと思います。

3.バレエシューズのデザインや素材にも注目! 見た目と機能性とのバランス

3-1. バレエシューズのデザインと素材の種類と特徴

アッパーの素材も大きく分けて「全て布」でできているタイプと「前側のみ革」でできている2種類があります。「全て布」でできているタイプは足なじみが良く、初めての一足にはこちらがお勧めです。このタイプは洗っても縮みにくい素材を使ったウォッシャブルタイプもあり、バレエシューズを清潔に保ちたい方には良いかと思います。「前側のみ革」タイプは革を使用しているだけに「全て布」タイプと同様に足なじみが良い所が特徴です。
バレエシューズの色は合わせるバレエタイツと同系色にすることで、足全体が一体になり、足を長く見せることができます。参考にして下さい。

3-2. 舞台用と練習用の違いと選び方

私が個人的に見る限りでは、練習用としては「全て布」タイプ、舞台用では生地に光沢がある「サテン」タイプを履く方が多いかと思います。あくまでも舞台用の「サテン」タイプは耐久性や足なじみという点で他のタイプより劣るという性質があります。

4.バレエシューズはフィッティングルームで確認! 試着のコツ

4-1. 試着時に確認すべきポイント

新しく靴を買うときにちゃんと試着して購入したのに夕方になるとキツクなるなんて経験はありませんか?これは夕方になると足がむくんでくることに由来します。どうしても重力により夕方頃には血流が下に溜まっていってしまうんですね。一般的にはキツイという感じを避けるために適当に足がむくんでいる「午後3時頃」が試着に適していると言われますが、それも人それぞれです。そのことも考慮して試着する時間帯も考えておきましょう。
またバレエシューズはバレエタイツを履いて、いつもと同じ条件下で試着しましょう。そしてきちんと両足共に試着しましょう。人の足は左右それぞれ形が違っています。大きな違いはないとはいえ、違和感ないように大きい足の方にサイズを合わせましょう。

4-2. 適切なフィット感を確認する方法

前述したように、サイズが小さいと足指が折れ曲がって指がバレエシューズの表面にぼこぼこと浮き出てきます。逆に大きい場合はたるみやゆるみが出てきてしまいます。両者とも怪我の原因や足指の変形に繋がってしまいます。自分に合ったサイズのシューズを履くことが上達の近道となります。試着してみて可能であれば店内を少し歩かせてもらいましょう。少なくとも試着の際にはベストフィットしていることが納得いく買い物となるはずです。

5.バレエシューズのお手入れと交換時期

5-1. お手入れの方法と注意点

バレエシューズはソールに革を使用していますので、水洗いはできません。固く絞った布で全体を拭いて、その後は陰干しをしましょう。ただし前述したようにウォッシャブルタイプのシューズもありますので、この場合は手洗いができます。

5-2. バレエシューズの交換時期と判断基準

お子様であれば成長と合わせて足のサイズも刻々と変わります。できればこまめにサイズのチェックをしてあげて欲しいところです。
それ以外にも、ソールの革部分が床との接地に際して吸い付きが悪かったり、レッスン回数が増えたことによりシューズが萎えてきたりと経年劣化が感じられたとき。
トゥシューズを履き始めたことにより、足の感覚がそれ以前と変わったとき等々。
以上のようなときは早めにお店で相談するようにしましょう。
車のタイヤと一緒で、バレエは特に足回りが大事なのです。

まとめ

バレエのレッスンではトゥシューズよりも出番が多いバレエシューズ。自分に合ったお気に入りのバレエシューズで気分も上がり、グッと上達も早くなると思います。さあお気に入りの一足を見つけにいきましょう。

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